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by dirtech

龍泉洞潜水調査など


12月28日から明けて1月4日まで、今年も岩手県岩泉町の龍泉洞の調査のため、プロジェクト・チームの皆さんと過ごした。

すでに3回目を迎える活動なので、準備の手順と共同生活の環境にも慣れ、無事予定通りに調査を終えることができた。これも調査の目的をよく理解し、それぞれの責任と役割を認識し、よく統合されたチームであったればこそ、期待されたタスクを全うできたと自負している。

調査の1週間前の降雨による地底湖の増水、調査活動期間中の思わぬ豪雪など懸念材料もいくつかあったのだが、何とか切り抜けることができたのは、「トラブルも含めて楽しんでしまおう」という、良い意味での楽観主義かもしれない。

また、今年は第3地底湖で年越しソバを頂戴し、新年を迎えるカウント・ダウンを楽しむという、普通はできない経験をさせていただいた。ケイバーの皆さん、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

調査の成果はいくつかあり、詳細は、情報公開のタイミングが来れば「龍泉洞潜水奇譚」で述べることになる。特筆すべきことは過去に越智研一郎氏と松野正司氏が見たという「謎の大地底湖」と呼ばれる「未知の第6地底湖」に通じる(と思われる)「X洞」の存在確認、そして越智氏や松野氏らの探査隊がそれらの存在を明かに知っていたことを裏付ける物証を得たことである。

そのことの意味は、40年以上も前に、貧弱な器材と情報だけで、現在の我々には想像できない苦労を重ねながら探査した先達たちへの畏敬の念と、しっかりとその意思を引き受けましたよ、という思いで過ごし、また、あらためて越智研一郎という稀有な探検家の存在が、もっと評価なされても良いのではないかと確信する日々であった。

さて、岩泉町滞在中幾つかの目標を立ててみた:

① インストラクター養成プログラムを通じて、「専門性の高い」ダイブ・プロフェショナルとサイエンス・ダイバーの自助育成を手伝う。
② 2002年以来計画を進め、本年5月末に行う念願の「インド洋に沈む英国海軍空母-Hermes-探査プロジェクト」を成功させる。
③ 東アジアと東南アジアのダイビング・プロフェショナルとダイバーのネットワークの構築をさらにすすめる。
④ 新しい次元に進捗した「龍泉洞再測量調査」を計画し、第6地底湖到達を目指す。
⑤ 安全なダイビングへの具体的な方法とアプローチを提唱し続ける。

Always Safe Dive and Happy for Every Diver!

久保彰良
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by dirtech | 2011-01-17 16:45 | "快刀乱麻"